ウイルス性の感染症は冬場に多く発生します。
特にウイルスが活発になるのは、寒さと乾燥が重なった時期です。
ノロウイルスやインフルエンザの流行するのが、秋から冬ですね。
新型コロナウイルスは例外で、こちらは予測が難しいです。

ノロウイルスの感染は、前は加熱不十分な牡蠣を食べてが多かったのですが、
現在は、人から人へが圧倒的に多いです。
主な症状は、嘔吐や下痢などです。人の小腸でウイルスが増えた結果、
上から出るか下から出るかの違いです。体外に出たウイルスが手などに
付着して、最終的に体内に入れば感染となります。

感染した場合、症状が出る方と出ない方がいます。出るとわかりやすいので
対処がしやすいです。ただし、出ない方は自覚症状が全くないので無防備です。
どちらにせよウイルスは排出されているので、いつの間にか感染が広がってしまう。
ここが怖いところです。そのような方を不顕性感染者と呼び、20～30%くらいの
割合で存在するようです。　

それでは感染者が陰性（ウイルスがなくなる）になるには、どれくらいの時間が
かかるのでしょうか。弊社でもノロウイルスの検便検査を随時行っています。
大体の方は1週間～10日で陰性になりますが、個人差によります。ウイルスを
殺す薬はないので、ひたすら出すしかありません。感染の日数よりは、排出の
回数と量が大きく関係しています。便秘気味の方は、腸内が同じ状態なので、
時間が経っても排出されないままです。感染した状態が長く続きことになります。

腸内環境が大切　　　　　　　　　　

普段から、お通じが良くなるような食事や運動などで腸内環境を整えておくと
良いです。日常生活で一番危険な場所はトイレ。外出時で嘔吐や下痢の場合、
まずトイレに行きます。そこで嘔吐や下痢があってもわかりません。
しっかり手洗いを して、自分に付着しないように十分気を付けましょう。