消費期限と賞味期限で勘違いされていること
2023.03.21
食品を購入される時に、消費期限や賞味期限は確認されていると思います。それでは、それぞれの内容をみてみましょう。
- <消費期限>
定められた方法により保存した場合において、腐敗、変敗、その他品質の劣化に
伴い安全性を欠くこととなるおそれがないと認められる期限を示す年月日をいいます。
安全に食べられる期限で、劣化が速い食品(大体5日以内に悪くなるもの)に表示されます。
- <賞味期限>
定められた方法により保存した場合において、期待されるすべての品質の保持が
十分に可能であると認められる期限を示す年月日をいいます。
美味しさなどの品質が保たれる期限で、劣化が比較的遅い食品に表示されます。
開封後はお早めに 冷蔵庫でも過信は禁物
ここでの期限は、定められた方法により保存した場合に限るということ。
開封後では、保管方法が変わる食品もあります。
例えば、ドレッシングなら冷暗所や常温の保管が、開封後は冷蔵で保存して下さいと。
注意してほしいのは、保証は開封前であり開封後の保証は一切なくなるのです。
そのため、開封後は使い切るとか速やかにお使い下さいと記載がされています。
冷蔵庫に入っているから大丈夫と思いがちですが、過信は禁物ですね。
見た目の変色・変なにおい・ネバついている・酸っぱいなど違和感を感じたら、
無理に食べないようにしましょう。(ただし、菌やウイルスは判別できません。)
期限表示が義務付けられていない食品
劣化があまり見られないもので、食塩・砂糖・アイスクリームなどいくつかあります。
ちなみに、ペットボトルの飲料水の賞味期限は、規定量を満たすための期間です。
(時間が経つと蒸発により量が減っていきます)
期限が切れた場合でもすぐに廃棄しないで、災害時の生活用水などに活用できます。